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~めでたし?めでたし!編~

いきなり笑顔で真生にブイサインを送る涼子。 それに真生も万歳して喜ぶと、涼子にブイを返した。 「「は?」」 その様子に、呆気に取られた蒼真と信一。 慎が「母子会議した。親父は絶対反対するからな」とコソッと教えてくれる。 どうやら、この超怠惰でエッチな成分多目、天然極まりない真生の将来を心配した結果、母と弟の気持ちが一致したらしい。 とはいえ、そんなアッサリいいのかと逆に心配になるが。 「それに父さんさ、兄貴の寿命が尽きる日まで一生面倒見られるの?そうじゃないだろ?このヤバい兄貴をひとりにしてみろ。変なオッサンにパコパコヤられる愛人生活まっしぐらになるに決まってる。それでいいのかよ?」 「パ、パコパコ…」 その言葉に脳内でその様子が浮かんだのか、信一は渋い顔をした。 「その点、蒼真はイケメンだし頭はいいし、真面目で将来有望だからオススメ!兄貴がその辺の変なオッサンの嫁になっていいなら、いくらでも反対すれば?!」 そう最後は突き放す様な言い方をする。 信一は、ムムムと腕を組んで唸ると、次に強気で言い返した。 「いやいやいや。そもそも男に息子を嫁に出す発想がおかしいだろっ!?」 「おかしくないよ~僕、もう蒼真くんのお嫁さんになるって決めたもん」 真生の言葉に信一が目を丸くする。 「いつ?!」 「え~今、決めた」 「今?!」 「うん」

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