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凌辱

「やめろッ!! ちくしょ……離せッ!!」 「大人しくしろ。ジャジャ馬め」 ルシアンは楽しそうに笑いながら、暴れるノアをうつ伏せに押さえつけて後ろ手に縛った。 「痛い!! 解けよッ! クソ野郎ッ!」 「お前の罵倒を久しぶりに聞くとゾクゾクするなぁ。もう勃ってきちまった」 ルシアンはノアの腰に股間を押し当てた。 布越しでも硬い雄の主張を感じて、ノアは「ヒッ」と息を飲んだ。 「嫌だッ! 誰か助けて!! 変態に犯されるッ!!」 「叫べ叫べ。無駄だぞ。部屋全部を借り切ってると言っただろうが」 「やっ……嫌っ……あ!」 ノアの体を表に反し、ルシアンは覆い被さるようにして口付けた。 ノアはキスから逃れようともがいたが、男の大きな両手で頭を抱えられて否応なしに口付けを受け入れさせられる。 熱い舌が傍若無人にノアの咥内を暴れた。 「ん……ん……ううっ、」 くそったれ!! ノアは思い切りルシアンの舌に噛みついた。 ルシアンが驚いて身を引いた。その唇から血が滴る。  「は……それでこそ、お前だ」 血で染まった唇が弧を描き、不敵な笑みを浮かべたルシアンの黒いはずの瞳が金色に輝く。  「な、なに?」 硬質な金の色に変化した瞳の瞳孔は猫のように縦に長い。 唇から覗く犬歯は異様に発達していた。 ノアは言葉も無くルシアンの顔を凝視した。  「小さい体だから手加減しようと思ったが……必要なさそうだ」 「あ、あんた……いったい……ッッ!」 噛みつくように首筋にむしゃぶりつかれて、ノアは声にならない悲鳴を上げた。 ───この男もまともじゃない! 食べられる!? 「やだッ! 食べないで!! 殺さないでッ……ひ、あ!」 「殺しやしねぇよ。まぁ、お前を食うがな……」 ルシアンは低く喉で笑いながら、ノアの鎖骨をべろりと舐めた。  「やめて! 頼むからッ」 「駄目だ。全部バリバリ食ってやる」 「嫌だッ!!」 無我夢中で抵抗したが、縛られ自由を奪われた体を、表に裏に反され、体中隅々まで舐められて撫でまわされた。 大人の男の濃厚な前技に息も絶え絶えになった頃、尻の孔を舐められて長い舌を突っ込まれた。 「あぁう……ッ!」 ザカライアと同じように、ルシアンもノアのアナルを執拗に解した。 ごつごつとした太い指が抜き差しされる度に、ノアは息の根を止められる小鹿のような細い悲鳴を上げた。 「ぃや……あ、あ、なんでっ……俺ばっかり、こんな……あぅ」 「……いい子だ。柔らかくなってきた」 「ち、くしょ……やめろぉッ!! あっあっ……嫌だぁ!」 指を三本に増やされて、ぐるりと回すように中を広げられて、ひゅぅと息が詰まる。 十分に解れた頃、根元まで指を突っ込まれて、ある一点を強く押された。 「───ッッ!!」 ノアの華奢な体が大きく跳ねた。 「はぁ……あ、なに……あああッ!!」 「気持ちがいいだろ?」 「よくな……! 抜けよッ!! 変態野郎ッ!!」 「指は嫌か? 分かった」 ルシアンはあっさりと指を抜いた。 ノアはほっとして体の力を抜いたが、仰向けにされて怯えた目でルシアンを見上げた。 ルシアンはノアと視線を合わせたまま衣服を脱いで戦士のように逞しい裸身を晒した。 鎖骨から肩峰にかけてトライバルなタトゥーが彫られていた。 ノアは視線を下げ、ルシアンの股間を見て硬直した。 そこはグロテスクなほどに勃起して雄の欲望を主張していた。 「それ……ど、どうする気……?」 ごくりと唾を飲み込んで聞いた。 ルシアンは見せつけるように上下に扱きながら、色気のある笑みを浮かべて告げた。 「お前の尻に突っ込むんだ」 「ふ、ざけんなッ!! そんなバケモンみたいなもの、ケツに突っ込まれたら死んじまう! 離せ! くそッ!!」 「ひぃひぃ鳴かせてやるから安心しろ」 「うるさいッ! いらない!そんなのいらない! なんでっ……なんで俺なんだよ!?」 こいつもザカライアも……なんで、俺を探してたって言って……こんな、こんなことするんだ!? 「お前だからだろうが」 「あ!」 ルシアンはノアの細い両脚を抱え上げて大きく股を開かせる。 痛いほどに勃起したペニスの先端をアナルのふちにひたりと当てた。ぐっと腰に力を入れて亀頭を沈めていく。 ノアのアナルの内側の肉の感触に満足そうな溜め息を吐いた。 ず……ず……と、ゆっくりと挿入される肉棒にノアは目を見開いて仰け反った。 「あぁあ……い、や……無理ぃ……ひくぅ……うう!」 「無理じゃない。力を抜け。お前は壊れたりしない」 ザカライアと同じ事を言う。 いったい何なのだ。ザカライアも、ルシアンも……そして、自分も。 「あ……か、はっ……ッ……ッ!!」 ノアの処女のアナルはまだきつくて奥までは無理そうだ。 ルシアンはノアの脚を抱え直して、ゆっくりと身を屈めて苦痛に歪むノアの頬にキスを落とした。 「息しろ」 「……はっ……はぁっ、はぁっ……は、はぁ」 太い雄を咥えこんだアナルは限界まで拡がり、ひくひくと痙攣してルシアンのペニスに心地よい快楽を与えていた。 すぐにでも突き上げたいが、しばし耐えてノアの息が整うのを待つ。 「あ、あぅ……抜け……ッ……くそやろう……ぅう」 「ははっ、減らず口め。動いても大丈夫そうだな」 「だいじょうぶじゃな……ああッ!!」 ルシアンは逞しい腕でノアの体を抱きしめて律動を開始した。 ヌコヌコとアナルにペニスを抜き差しされて、ノアは大きく口を開けて「あ、あ、」と突き入れられる度に押し出されるような声を出した。 突き抜けるような痛みは無いが、限界まで押し拡げられて苦しい。男根が引かれると内臓を引きずり出されるような感覚に陥った。 「あぅ、やめぇ……あ、あッ……ん、ぐぅ、うううッ」 「……いいぞ、上手だ」 無意識にノアは体の力を抜いて、どうにか苦痛を回避しようとしていたが、逆に男根を胎内に迎え入れるのを助けていた。 ズブズブと信じられないくらい奥までペニスが挿入される。体を真っ二つに貫いたペニスが口から出てきそうに感じて、ノアは嘔吐いた。 「う、げぇっ……う、あ……あ! 抜いて、あぁあ……止まって、も、やめろよぉ……あぁあ」 「馬鹿言うな、これからだ」 「あぅうッ!!」 ルシアンはノアを抱き起こして、後ろ手に縛っていた紐を解いた。 自由になった両手は痺れたようになっていて、ノアはだらりと腕を垂らしたまま、男に揺さぶられ続けた。 「いやだ……あ! 抜けッ! や、あ!あ!───ッッ!!」 先程の快楽の一点を突かれてノアの背が弧を描いた。びりびりと痺れるような快感がつま先まで突き抜けた。 こんな最悪の真似をされているのに、気持ちよくなってきた自分が怖い。 ノアは身をくねらせて抗うが、快楽に乱れているようにしか見えなかった。 ルシアンは息を荒げて、ノアのアナルを責め続けた。 「あ、あ、あっ……やぁあ! も、やだぁああッ! はぅう、あ、あ、」 「ノア……ノア……ずっとこうしたかった。 ああ……やっぱりお前だ。好きだ。もう離さない」 男の腕にきつく抱きしめられて、熱い雄に犯されて……苦痛と快楽の狭間で溺れたノアは、いつしか意識を失ってしまった。

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