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[後日談]2

数日後、ルシアンが館に戻ってきた。 今度はザカライアが天国にしばらく帰る事になる。 この数日間、ノアと蜜な日々を過ごしてきたザカライアは名残惜しそうにノアを抱きしめていたが「さっさと行って来い」と、ルシアンに引き離されて、しぶしぶ館を出て行った。 「寂しかったぜ」 二人きりになった途端、ノアはルシアンに抱き上げられて、寝室のベッドに放り投げられた。 性急に腰巻きを取り払われて、ノアは黄金のアクセサリーだけを見に付けた裸体に剥かれた。ルシアンはノアにむしゃぶりつく。 「あっ、あ……飢えた獣かよ。あんたは」 「ああ、お前に飢えている。食わせてくれ」 前技もそこそこに熱く滾った悪魔の男根で貫かれ、ノアはくぐもった呻き声を上げた。 二度三度、大きく突き上げられ、ノアのアナルの肉壁が淫らに爛れていく。 「お前だって飢えてたみたいだ。優等生のザカライア何かじゃ満足できなかっただろ?」 「あっ、ああ、こっちに関しては、あんたの方がイイよ」 ノアの意外な言葉にルシアンは動きを止めた。 「……何を企んでる?」 体はすっかり男に抱かれる事に慣れたが、ノアは心では拒んでいるのだという態度を崩さなかった。 それが自ら睦言のような事を言ったのだ。責め続けて意識が飛んだ状態ならまだしも、まだ理性を持ったままでこんな事を言うとは……。 「別に。どうせ逃げられないんだ。だったら楽しむ方がマシだろ。やる気が無いんなら抜け」 「馬鹿言え」 ルシアンは凶暴な笑みを浮かべて、激しく突き上げた。 「あぁあッ、あ、あ! もっと、奥……突けって……っ」 「こうか?」 ルシアンの腰使いにノアは悲鳴を上げて、その背に爪を立てた。快楽に酔い痴れたノアの顔にルシアンは夢中になって揺さぶり続ける。 「これが好きか?」 「ああッ、あ! あ! 好き……あ、あんたの、でかくて奥まで届くから、ぁ……」 「ザカライアとどっちがイイ?」 「あんただ……ルシアン……あ! そこっ……ッ! お、あぁあ、イイッ!」 「淫売め」 ルシアンの瞳が獣の色に変わる。牙を見せながら声にして笑う。 「……その淫売が好きなくせに……はぁっ……くそやろう」 ノアの毒舌に益々興奮したルシアンはノアの体に溺れていった。

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