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千尋と神回避終了のお知らせ1
俺は平野にメールした。
どうにか説得して、夜に平野の部屋に行く約束をした。
さて、今度は高槻先輩だ。
最初の一週間は帰りも一緒だったけど、高槻先輩は忙しいから申し訳ないし、今日から別で帰るよう説得したとこだったんだよなぁ。
美村と園田と一緒に帰るからって。
一応、今夜は園田の部屋に勉強教えてもらいに行くってことにしてる。
だって、最初に生徒会関連に関わるなって言ったの高槻先輩だしね。
絶対反対するわ。
高槻先輩にはメールよりも直接言っといた方がいいよな。
園田の部屋に行くからちょっとだけ遅くなるって伝えるために、俺は放課後の風紀室に向かった。
……のだが、迷った。
「ここ、どこ?」
人っ子ひとりいないし。まずいなぁ。
鞄もスマホも教室に置いてきた。
美村たちが待っててくれるから、ささっと行ってこようと思ったんだよね。
俺はとりあえず歩いて、エレベーターを見つけた。
よっしゃ。まずは原点回帰だ。
一階に戻れば、だいたい大丈夫と思う。
その時─────
大きな物音がして、驚いて振り返ると一人の生徒が廊下で倒れていた。
「おい! 大丈夫か!?」
俺は慌てて走りよった。
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