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高槻先輩とエロ本3[side 高槻]

「どうしたんです? なんか変ですよ」 「いや……あの……あのな、枚方に聞いたんだが………え、え、え」 「!!」 千尋がハッとした顔をした。 「エッチなDVDのことですか?」 「えっ?」 千尋が少し焦った感じで早口に言う。 「確かにギャル系AVには惹かれましたよ。でも、借りたりしてないですから!枚方さんの部屋にも行ってないです」 ………なんだと? 「枚方が?」 「エッチなDVDあるから部屋においでって言われたけど、行ってませんし、見てません!」 枚方。あの野郎……! 「あの、先輩?」 黙り込んだ俺に、千尋が不安そうに聞いてきた。 「千尋。俺のいない時に枚方に近付くんじゃないぞ」 「あ、はい」 「もう遅い。部屋に戻って休むといい」 俺は千尋の頭をそっと撫でた。 千尋はちょっとホッとした顔をして、部屋に戻っていった。 枚方の奴。 やっぱり要注意人物だ。 もう絶対に千尋に近付けさせてはいけないな。 そのDVDも没収せねばなるまい。 千尋がギャル系AVに惹かれたとか言ってたような気がするが 聞かなかったことにしよう。

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