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キスマークとキスマーク3

一瞬、何が起きたのか分からなかった。 委員長が首筋のキスマークの上から、ちゅっと唇を触れさせてきた。 「ッッ!?」 そのまま、強く吸い付かれる。 「い!!………や、だッ!!」 ビクンっと体が跳ねた。 遅れて暴れようとして、委員長に押さえつけられた。 大きな手で頭を掴まれて、動けない。 委員長のハリウッド筋肉に敵うはずがない。 勝手に体がビクビクと怯える。 キツく吸われて、また痕がついただろうと分かる。 「は………」 委員長が唇を離し、キスマークをベロリと舐め上げた。 自分がつけたキスマークにぴったりと唇を密着させて、クチュクチュと舐められた。 「あぅ!……やだってば! 委員長!!」 ふっと委員長の唇が離れた。 俺は少し息が荒くなっちゃって、ハフハフしながら委員長を見た。 「お仕置きだ。これに懲りたら、俺の言う事はちゃんと聞け」 いつものニヤっと笑ったドヤ顔で言われた。 俺はハァ~っと脱力した。 「………最低。悪ノリしすぎですってば。」 ハハッと笑って委員長が体を起こした。俺も起き上がって、ソファに座りなおした。

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