180 / 306
千尋と稲妻会長VS ハリウッド委員長1
「んんッ!?」
ぐっと頭を引き寄せられて、えっ? と思った瞬間、
キスされた。
「ん─────ッ!!」
頭と腰をがっちり抱き寄せられて、唇をぴったりと合わせられる。
「んっんっ………ぅう!」
両手で生徒会長の胸をバンバン叩くけど、全然効かない。てゆうか、胸板厚っ。
ぬるり。
「んむぅッ!!」
し、舌入れやがったぁ!!
「ふっ………ん、むぁ………あ」
ぎゅっと抱きしめられて、生徒会長の舌が俺の口ん中をヌルヌルと動き回る。逃げる俺の舌を捕まえて、キツく絡められた。
「やら………ぁ、ん………ん、んぅ」
角度を変えて、どんどん深く口付けられる。
………どうしよう。
力が抜けちまう。膝が震える。頭がクラクラする。
俺の両手は生徒会長のシャツをすがりつくように握りしめてた。
「ん、ふぅ………あ………っ」
ゆっくりと唇が解けて、ぼーっとした頭で見上げたら、生徒会長が剣呑な目で俺の背後を見てた。
「ぅわ、あッ!?」
思いっきり後ろに引っ張られた。
「なに!?」
あ! 委員長!
委員長が俺の体を引っ張って、生徒会長から引き剥がした。
俺は生徒会長の腕の中から、今度は委員長の腕の中に収まった。
ともだちにシェアしよう!