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千尋と稲妻会長VS ハリウッド委員長1

「んんッ!?」 ぐっと頭を引き寄せられて、えっ? と思った瞬間、 キスされた。 「ん─────ッ!!」 頭と腰をがっちり抱き寄せられて、唇をぴったりと合わせられる。 「んっんっ………ぅう!」 両手で生徒会長の胸をバンバン叩くけど、全然効かない。てゆうか、胸板厚っ。 ぬるり。 「んむぅッ!!」 し、舌入れやがったぁ!! 「ふっ………ん、むぁ………あ」 ぎゅっと抱きしめられて、生徒会長の舌が俺の口ん中をヌルヌルと動き回る。逃げる俺の舌を捕まえて、キツく絡められた。 「やら………ぁ、ん………ん、んぅ」 角度を変えて、どんどん深く口付けられる。 ………どうしよう。 力が抜けちまう。膝が震える。頭がクラクラする。 俺の両手は生徒会長のシャツをすがりつくように握りしめてた。 「ん、ふぅ………あ………っ」 ゆっくりと唇が解けて、ぼーっとした頭で見上げたら、生徒会長が剣呑な目で俺の背後を見てた。 「ぅわ、あッ!?」 思いっきり後ろに引っ張られた。 「なに!?」 あ! 委員長! 委員長が俺の体を引っ張って、生徒会長から引き剥がした。 俺は生徒会長の腕の中から、今度は委員長の腕の中に収まった。

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