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奉仕する猫2
「ん、んぅ……ふ……ん、ん」
鉄平の小さな口では志狼の雄を根元まで咥えることができない。それでも、一生懸命に咥えようとする鉄平が可愛いかった。
「……タマ、無理に咥えなくていい」
「……ん、う……だって……あ」
志狼は鉄平の口内から自身を抜いて、大きな手で鉄平の頭を撫でた。そして、優しく導く。
「舌を出して、舐めてくれ」
「……ん、ん」
小さな赤い舌を伸ばして、根元を舐めた。子猫のような舌使いに志狼は熱いため息を吐いた。
「口に含んでくれ」
言われるまま、陰嚢を頬張った。雄のフェロモンがより濃厚に放たれたように、鉄平は志狼の匂いにクラクラした。
「……は、ぁむ……ぅ……ん」
「……舌を使ってくれ。俺がお前のをいつもしゃぶってやってるみたいにだ」
望まれるままに、口に含んだ陰嚢を柔らかく舌で転がす。
志狼にされていることを思い出して、鉄平は頬を赤らめながら、一生懸命に舐めて吸った。
「……ああ……いい……鉄平」
不意に低く、熱い声音で名前を呼ばれて、鉄平の心臓がドクンと飛び跳ねた。
志狼はいつも鉄平のことをタマと呼ぶ。
けれどセックスの時、快楽に染まった声で鉄平と呼ぶのだ。
切なさと欲望の混ざった声音で名前を呼ばれると、鉄平は胸がきゅっとしてしまう。
「……口を開けて舌を出せ。そうだ。いい子だ……」
鉄平は可愛いらしい口を大きく開いて、精一杯、舌を出した。
志狼の大きな手が鉄平の頭を優しく包み、鉄平の顔を上向かせた。
志狼は硬く熱く立ち上がった男根を、鉄平の舌に擦り付けるように腰を振った。
「は、ぁあ……は……あ、あ」
舌だけでなく、鉄平の顔にも硬く勃起したペニスを擦り付けた。志狼の先走りの汁で、鉄平の顔が卑猥に濡れていく。
清らかなものを汚していくような感覚に志狼は興奮していた。
鉄平も志狼に汚されることに酔いしれて、達したばかりの自身のペニスが再び硬くなっていくのを感じていた。
「……鉄平」
「はぅ……あ!」
ぐいっと肩を抱いて引き上げられ、志狼に噛み付くように口付けられた。
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