2 / 62

カチカチカチカチ………… 晴「り、鈴……?大丈夫??」 鈴「だ、だだだ大丈夫…………」 ダメだ……こわすぎるっ………… 歯がカチカチいって止まらない………… ガタガタと震える自分の体を落ち着けようと深呼吸をする………… けど、全く落ち着かない………… 目の前の家を見上げる………… そこにはヤクザの家を想像させるような立派な和風の家があった………… 大きすぎる…………ここに挨拶する立場じゃなければ写真を撮っているレベルだ…… カタカタと震えていると 後ろから晴也が優しく抱きしめてくれる 晴「大丈夫、大丈夫だからね? べつに鈴をとって食おうと思ってないから 歓迎するために呼んでるだけだから 落ち着いて、ね? 俺がついてるから」 そのセリフを聞き、すぅっと心が落ち着いた…… ほんとに……不思議だな…………番って 俺の心が落ち着いたところで 晴也が、行くよ?といい 決心して扉を開けるその後ろについて行く…… 俺がそばにいるからね そういったくせに…………と晴也を恨むことになるとは知らずに………………………………

ともだちにシェアしよう!