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〃
カチカチカチカチ…………
晴「り、鈴……?大丈夫??」
鈴「だ、だだだ大丈夫…………」
ダメだ……こわすぎるっ…………
歯がカチカチいって止まらない…………
ガタガタと震える自分の体を落ち着けようと深呼吸をする…………
けど、全く落ち着かない…………
目の前の家を見上げる…………
そこにはヤクザの家を想像させるような立派な和風の家があった…………
大きすぎる…………ここに挨拶する立場じゃなければ写真を撮っているレベルだ……
カタカタと震えていると
後ろから晴也が優しく抱きしめてくれる
晴「大丈夫、大丈夫だからね?
べつに鈴をとって食おうと思ってないから
歓迎するために呼んでるだけだから
落ち着いて、ね?
俺がついてるから」
そのセリフを聞き、すぅっと心が落ち着いた……
ほんとに……不思議だな…………番って
俺の心が落ち着いたところで
晴也が、行くよ?といい
決心して扉を開けるその後ろについて行く……
俺がそばにいるからね
そういったくせに…………と晴也を恨むことになるとは知らずに………………………………
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