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前に影が3つ……? ひとつは見知った背中………… だがほかのふたつは知らない………… ひとつは一つ縛りの女の人…… もうひとつは……小さい男の子……? 女「あなたっ!!お父様!! なんてことをするの!」 男子「ありえない!!兄ちゃんの番だぞ!! さいてい!!!」 女「さいていよ!!」 目の前の2人がキャンキャンと文句を言う するとさっきまで俺たちを睨みつけていた2人がオロオロし始める………… 父「ごめんな……?椿、雫…… そんなにパパを睨んでくれるなよ……」 祖父「じいちゃんが悪かった……な?」 その姿に俺はびっくりしてしまう………… さっきまであんなに威圧感半端なかったのに……………… ポカーンとして見ていると晴也が振り返り、大丈夫?と聞きながら俺の頭を撫でてくれた…… 安心した俺はその手を握り、晴也に寄り添う 鼻を彼の腕に擦り付け、匂いを嗅ぐ…… うん…………落ち着く…………………… 晴「猫みたい……」 母「あらら……よく懐いてるのね~」 父「ふん、いい子のようだな」 雫「お父さん! にいちゃんが選んだ人なんだからいい人に決まってるじゃん!!!」 頭上で繰り広げられている会話に全く気が付かなかった ……後で俺は……その会話に気がつき、顔を真っ赤にして恥ずかしがるのだった…………

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