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莉「…………うーん……」
朱「これは??」
莉「……うーん…………」
髪留めを吟味している2人を遠くから見守る
すると、どこに行ったのか、いつの間にか冬馬さんがいなくなっていた
まぁ、あの人は攫われることは無いと思うからいいけど……身重なんだから大人しくしていてほしい…………
じーっと目の前にいる朱雨達を見つめていると
顔の横からいい匂いがする
そちらを向くと、目の前にいちごのクレープがあった
鈴「…………え?」
冬「甘いの、好きだって聞いたから」
鈴「ありがとう……ございます…………」
そういう俺をニコッと笑い見つめてくれる
そのまま2人で並んでクレープを食べて、2人の買い物が終わるのを待った
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朱「かわいいー!」
莉「ほんと?えへへ〜」
そういう彼の耳元にはハリネズミの髪留めがとまっていた
光が当たるたびキラキラ輝くそれは、莉玖さんにとても似合っていた
冬「そろそろ、いい時間かも
映画行こうか」
朱「ポップコーン買う時間ある??」
冬「うん、あるよ〜」
そんな会話をしている前のふたりを微笑ましく見る
莉「鈴くんは、ピーター○ビット好きなの?」
鈴「……うん!だから、楽しみだったんだ、今日」
莉「そーなんだね!楽しみだね〜!」
莉玖さんと2人で楽しく話をしながら
前の2人とのんびり映画館へ向かった……
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