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莉「あれが噂のスパダリ彼氏……?」
朱「そうですよ〜」
冬「あの人がエッチ立てなくなるまでする
エッチな人?」
朱「はい、そーです〜」
ヒソヒソと話しているつもりなのだろうが、丸聞こえだ…………
その会話に恥ずかしくなり、真っ赤に俯いていると、上から吹き出す声が聞こえる
晴「くくっ…………俺すごい言われようだな〜」
玲「まぁ、言ってることに間違いはない」
雫「ブフッ………………兄ちゃんだっさ〜」
ケラケラと笑う攻め2人+中学生………………
恥ずかしい会話をしている朱雨達と
ケラケラと笑う晴也達に挟まれ、逃げ場を失った俺は、ひたすらお店につくのを待った…………
………………早くついてよ……っ!!…………
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朱「りん?りーん!」
鈴「……へ?」
朱「なに通り過ぎてんのさ、ここでしょ?」
朱雨達の恥ずかしい会話を聞かないように、必死になって歩いていたら、気づかないうちに過ぎてしまったみたいだ
お店に入ろうと朱雨と2人で歩き始めた時に、それに着いてこようとした玲達を朱雨が止める
朱「あー!ダメダメ!
俺たち2人でいってくるから!
莉玖くんと冬馬さんと待ってて!」
玲「…………は?あ、あぁ…………」
戸惑っている玲を止め、ずんずんとお店の中に入っていく朱雨
それについて行く前に、チラッと晴也を見ると
フリフリと小さく手を振ってくれた
その仕草にきゅんとしながら小さく振り返す……
気に入ってもらえるのを選ぼう…………
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