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朱「うーん…………」 鈴「……なにしてるの?朱雨」 朱「どっちが晴也の好みかな〜って」 鈴「いやいやいや…………」 朱雨に引っ張られた先は……なぜかカチューシャコーナーだった………… 朱雨は迷いなく、自分用に黒猫をとり 俺にはなぜか、犬耳を当てている どうやら、白と茶色で迷っているようだ …………どっちでも良くないか………… 朱雨が決まるまで待っていると、ぶつぶつと言いながら、なぜかうさ耳を取り出した………… それを俺に当てるとパァッと顔を輝かせてレジに向かう…… …………え?俺うさぎなの?! 静止する暇もなく、会計を終わらせてしまった朱雨が、嬉しそうにうさ耳を俺に渡してくる 朱「はいこれ!鈴の分ね!」 鈴「んぇ〜…………」 無理やり渡されたカチューシャを持ちながら、レッツゴー!という朱雨に引っ張られ、本来の目的である晴也へのプレゼントを考え始めた…… ・・・・・・・・・・・・・・・ 朱「んー、この匂いは?」 鈴「うーん、甘すぎるかな〜」 朱「そっか〜」 フレグランスコーナーには、たくさんの種類の匂いがあった あーでもない、こーでもないと議論をしていると 朱雨があるひとつを手に取った 朱「あっ!これ!これは??」 鈴「…………っ!これいい!」 朱「星空の香りだって〜」 鈴「……どんな匂いだよ……」 ケラケラと2人で笑いながらカゴにそのフレグランスをふたつ入れていく 朱「さ!アクセサリーコーナーいくよ!」 鈴「うん!」 そういって、2人でアクセサリーコーナーへいった ・・・・・・・・・・・・・・・ 鈴「うーん…………」 朱「どったの?」 鈴「………………あかと青で迷ってて…………」 そのアクセサリーは長方形になっていて、アルファベットがほってあり、そこに赤と黄で文字が書いてあるペアと、青と水色で書いてあるペアがあった 色が薄い方が俺だとして………… 晴也どっちだろう……………… うーん、と2人で悩んでいるとトントンと肩を叩かれた

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