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晴「っはぁ…………はぁ…………どこいった…………」 あれから1時間…………どっこにもいない!!! 空き教室、保健室、階段裏、職員室などたくさん探してみた………… が、どこにもいない! 焦る気持ちと弁解したい気持ちが 俺を急かしてくる………… けれど、どうすればいいのかわからない………… はぁ…………と近くの窓を開け、ため息をつく すると……………… ?『…………ろ!はな………………く……っ!』 ?『お…………け!……の…………ます…………』 誰かが争う声が聞こえる ??なんだ? キョロキョロと辺りを見回すと、裏庭の片隅に鈴と背の低い男を発見した 縋るような男、それを振り払う鈴 モヤっとした気持ちが出てきたが それよりも好奇心が上回った…… なんの話してるんだろう…………… そっと聞くと衝撃の会話が聞こえた 鈴「……ごめんな…………」 ?「なんで……そんなこと言うんですかっ!」 鈴「俺……もう行けない…………」 ?「いやだ………………」 鈴「……壮馬……頼むから、離して?」 どうやら、話している相手は壮馬[そうま] というらしい けど…………話の内容が掴めない………… どうしてあんなに必死なんだ?壮馬とやらは………… 鈴「…………な?いいこだから…………」 壮「やだ…………また一緒に…………」 鈴「それはだめ……もう辞めるって決めたの」 壮「どうしてもですか…………?」 鈴「うん、どうしても…………」 壮「どうして!? あんなに好きだったじゃないですかっ!」 そのセリフに、ジワジワと怒りが込上げる…… …………なんだよ……鈴、俺が初めての彼氏だって言ってたくせに…………初めてじゃねぇじゃん 静かに壮馬とやらを睨みつけていると、鈴がそいつの頭を撫でた ズキッ……と胸が痛んだ……………… 優しく微笑む鈴、それを泣きながら見つめる壮馬……………… なんだか…………とてもお似合いだった……………… 怒りが収まらず、どう行動すれば決めかねていると 壮馬が鈴に抱きついた………… 鈴「…………壮馬……ダメだよ…もう無理なんだ」 壮「いやだ…………俺まだ……鈴先輩と…… してないプレイ沢山あります! 帰ってきてよ…………鈴先輩ぃ……」 鈴「帰りたい気持ちはあるんだ………… けど……体が限界なんだよ…… 他にも……先輩いるだろ? そっちを頼れ…………」 壮「……鈴先輩じゃなきゃ、やだぁっ!」 ……プレイ……帰りたい気持ちはある……体が限界……鈴じゃなきゃ……やだ………………だと? どこかでブチンッ、となにかが切れる音がした……………… 俺はいてもたってもいられず、階段を降り、 中庭へと飛び出した………………

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