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シナチク
「「頂きます」」
合掌。
目の前には俺の好物ラーメン。
ずるずると啜る要 の麺の上にはシナチクが無い。
かわりに俺のラーメンの上には倍の量が…。
「おい。」
「あ？」
「食えよ、シナチク。」
「いらねぇ。」
「俺だっていらねぇよ。」
「それ嫌い。」
「俺だって好きじゃねぇよ。」
「『嫌い』と『好きじゃねぇ』だと比率が違う。俺はそれ『嫌い』。だからやる。」
なぁ、これ怒っても良い？
ムカつくの仕方なくね？
「ざけんな、食えよ！シナチクに失礼だろ！」
「ああ゛？嫌われながら食われるより、より好きなやつが食った方がシナチク喜ぶだろーが！親切心だよ、親切心！」
「はぁあ？シナチク業界にメールしててめぇの自宅にシナチク送らせっぞ！」
「んなことしたら、てめぇも一緒にシナチク食うことになんだろ！」
「あ…orz」
「バカはどこまでもバカだな。」
「Σ(￣皿￣;;」
これ、夜にお仕置き決定コースだよな？
ぜってぇ泣かしてやる。
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