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青息吐息→sideS

虎王が、学校にこなくなった。 自分が振っておいてなにを言ってんだと言われても仕方が無いが、虎王の動向はいつも気にしていた。 将兵からは忘れろとは言われたのだが、とてもそんなことはできない。 あれだけハッキリ振ったのだから、2、3日は顔合わせないだろうなとは思ったのだけど、だけど1週間になると、流石に心配になってきている。 このまま、学校も辞めてしまうんじゃないかとか、もっと最悪なことまで考えちまう。 「士龍サン…………ちゃんと食べてください」 なんとも食欲不振で、食い物がちっともおいしくない。 せっかく穂積くんや直哉が購買で一番人気のある特製焼きそばパンを買ってくれたのに。 なのに、まったく食べたくない。 食欲がない。 それなのに、開発された身体はセックスしたくて仕方なくて肉欲だけはある。 虎王じゃないと意味がないから、なぐさめると立候補してくれた奴らや、将兵が紹介してくれたボインな女の子にはお断りをした。 「いいの、俺ダイエット中なの」 もう一週間、虎王はなにしてんのかな。 もう付き合って無いのに、俺が切ったくせに、気になって仕方がなくて、たまんない。 きっと俺がにいちゃんだからだ。 にいちゃんなのに、虎王にちんこ突っ込まれたいとばかり考えてしまう。 もう、俺の人生終わってる。 とーちゃんに約束したから、守らなくちゃダメだし。あんだけのことをしたのだから、元に戻れはしない。 「ダイエットしなくていいですから、ちゃんと食べてください」 「あーあ、セックスしたいな」 思わず口から、出た。ホンネ。 「じゃあ、なんで、富田と別れたんですか」 別れる理由は、直哉は納得してないようだった。 将兵にしか、ちゃんとは話していない。 「めんどくさいから…………」 とーちゃんやかーちゃんを泣かせたくない。 あの人をこれ以上苦しめたくない。 「それだけじゃないんでしょ。俺らは、本当の理由しったとこで富田に殴り込んだりしねっすよ」 「いや、マジで、アイツはわるくない」 選ばせたのは、俺。 選択肢にならない選択肢をつきつけて、無理やり選ばせた。 決めたのも、俺。 俺があの人から憎まれたくなかった、だけ。 「ひどい顔してて、みてらんないンです」 「大丈夫…………もう少しすりゃ、たぶん……忘れられる」 きっと、こころも、カラダも。 全部元に戻す。

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