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重見天日→sideS

学校に着くが、虎王は俺から離れる様子はなくいつもより険しい顔をしている。 まあ、多分怪我して狙われるかもって警戒してくれてんだろうけど、虎王には悪いが情勢考えても襲われはしないだろうな。 俺と言えば、まだまだ密着していた興奮がさめないので、虎王の肩に手をかけて体重を預けながら早く帰りたいとこころから願っていた。 「士龍サン、脚大丈夫すか?」 直哉が、番犬のごとく俺の方へと駆け寄ってくる。 教室に入るとさすがにザワザワと、部屋がざわつく。 まあ、犬猿だった俺と虎王が同時に登校というのもあるよな。 「木崎、昨日はありがと……な…」 「お、おう…………」 虎王が礼を言ったことに、直哉は目を丸くして、なんだか虚をつかれた返事を返した。 「脚は日曜に手術すんぞ。……走れなくなったら困るしな」 「木崎、脚治るまで俺は士龍と行動したいんだけど、…………いいか?」 殊勝な顔で、らしくなく虎王は直哉に頼んでいる。 けが人はこの学校じゃ、的にしかならない。 それを見越しての虎王申し入れだし、多分ここの誰より虎王は強い。 「ンなの…………当たり前だ。士龍さんが怪我したのはテメエのせいだ。オマエが殺されても守れよ」 「わかってんよ。士龍、なんかして欲しいことあったら言えよ」 許しが出て、笑顔を向ける虎王が眩しいな。 机に教科書を出して、 「早く帰って、セックスしてー」 とりあえず寝る体制をつくる。 「お前がいない間、士龍さんたまってたみたいだから、ちゃんとしてやれよ。それくらいしか、オマエのいいとこねえんだからよ」 直哉が、さらりとあんまりなひどいことを言う。 っても、俺が虎王を振ったわけだし、それはそれで仕方ないんだけどな。 「ナオヤ、いじめんなよ。大丈夫、きっちり埋め合わせしてもらうし。あーと、たけおは、俺のアナ埋めよろしくね!」 うまいこといったな、俺。 きっと、笑点ならやまだくんが、座布団2枚くらい持ってきてくれるな。 虎王は、深々と息を吐き出すとぐいと俺の腕をとる。 「さっき点呼とったよな?次は英語だっけ。…………木崎、士龍の代返頼む」 俺が虎王を見上げると、軽く顎をあげてた俺に立てと言外に言う。 「…………アナ埋めすっから、体育館いくぞ」 体育館には、運動部の為にシャワー室も完備してある。運動部なんか、殆どいないけど無駄に設備はいい。 ドクンとそれだけで興奮してくる。 ひょこひょこと脚をひきずって虎王に支えられながら、俺は下半身を固くしながら、虎王の肩をグッと掴み体育館へと向かった。

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