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※既視既聴 →sideT
オレの身体の下で淫らな表情でヒワイな言葉を連呼しながら、真壁は腰を突き出して回すように揺らして快感に溺れている。
傷だらけだが透明感のある白い肌は血流が良くなっているのか紅潮して、吹き出る汗に濡れてひどく艶めかしくみえる。
始めた時はこんなデカイ身体に欲情なんかできねえだろうなんて思っていたが、気がついた時にはオレもすっかり夢中になっていて、何度も胎内で射精してしまっていた。
もしかしたら中に塗り込んだ媚薬がオレにもまわっていたのかもしれない。
腰がだるくなり、ようやく頭の中から興奮が抜けて、不意に下を見下ろすと、イケメンの真壁の顔は唇を開いて涎を垂らしたまま目を見開き涙でぐちゃぐちゃになっていた。
ずるっと萎えた肉を引っこ抜くと、こぷこぷと開いてすでに貞淑さを失ったアナルから、トロトロと白い液が溢れでてくる。
うわ…っ、………えろ、い。
「真壁……いきてっか?」
頬を軽くはたいて問いかけると、ひくっひくっと肌を震わせ、意識は完全にトんでる様子で焦点の合わない目をオレへと向けてくる。
流石にコレは、ヤりすぎちまったかな。
クスリ、怖いな。
途中でなんだか快感に悶えている真壁がひどく可愛くみえてしまって、どうしても止められなかった。
オレのモンにしたような………征服したような、そんなバカな考えだ。
あんなに頭の中をしめていたイライラは、どうやらすっきり収まっている。
わざわざ、助けにきてくれたヤツに、なんて卑怯なことをしちまったんだろう…………。っか、ホントに、ひでえことをした……。
落ち着くと自分のしたことの非道さを思い知らされる。
後悔は先にたたないが、オレをこんなにもイラつかせるこいつにも責任はあるはずだ。それに、オレが脅したが、コイツの強さならオレなんか潰しておしまいにもできたはずだし。
後処理しないわけにはいかないよな。
脅してヤッたとは言え、ヤリ捨ては心が痛むし、したくはない。
家捜しするなとは言われたが、このまま放置もオレはできねえしな。
体を起こして、ベッドから降りてクローゼットの中を覗き込むと、タオルとかが入っているらしい引き出しがある。
「………タオル、借りるぜ」
真壁からのいらえはないのは分かっていたが、一応声をかけて、涎と涙と精液でぐちょぐちょの真壁の顔を拭ってやり、腹に出された精液を拭い取る。
「…………ッ……ん、んっ……」
ちょっと触れるだけでびくんとして、口をあけっぱのまま甘い息を吐き出すのが可愛らしい。
やっぱ、アレかな。セックスすると情が湧いてしまうっていうのは本当なのかもしれない。
あんなに見るのすらイラついて仕方がなかった、甘ったるいタレ目の顔が可愛くみえちまう。
オレのが、末期だ。
尻の下にタオルを敷いて、アナルに指を挿し込みくいっと引っ掛けて下へと割りひらく。
「ふ………ッは………う………んんん」
穴を開いて、精液を掻きだすと眉を寄せて切なそうな声を小さくあげる。
これが、東高で最強といわれている男なのだろうか。
今のトップの小倉さんも、手をだそうとはしない男。
自分から絶対に手はださないから、眠れる獅子とか言われている。
オレが、あこがれていた人だった。
あこがれてたんだ。
だから、オレは入学してすぐに真壁の派閥に入った。
自分でも思う。このイラつきは、憧れに対しての裏返しだってことはわかっていた。
わかっていたけど、止められなかった。
薄く開いたままの唇へ、俺は無意識に唇をくっつけて少し唾液のたまっている咥内をしゃぶりながら舌の動きを味わう。
ふっと目をあげると、真壁の視線が少し焦点を取り戻して、でもうっとりとした表情のままじっと不思議そうにオレを見ているのに気がついて、オレは慌てて唇を離す。
オレはついつい、絆されたのか思わずゴワゴワの金髪に手を伸ばす。
真壁がオレを見上げて心地よさそうにふわりと微笑み、ガラス玉のように光る緑色の眸に目を奪われる。
あ…………。
ありえないような既視感が、オレを襲う。
「…………っ、ふ、ダ……Da、nke」
唇から紡がれたのは、何度も子供のころから頭の中で繰り返していた、既視感のままの天使語でオレは思わず目を見張る。
が、そのまま、真壁はぐったりとして気を失ってしまったようだった。
だんけ……ってなんだ。真壁が天使の少女ってことはないだろうが、どっかの言葉なのか。
完全にこころの中をかき乱されたまま、オレは真壁の身体を拭いてキレイにすると、さすがにへとへとになったので、そのままうつらうつらし始めた。
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