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―現在―(そして…)
「――次はこういうのはどうかな。広瀬君は尿道責めとか体験したことがあるかい? キミ見たいな不修多羅(ふしだら)な子にはこれでお仕置きだよ」
「ううっ…きょ、教授…――」
広瀬は途切れ途切れの意思の中で、微かに反応すると彼の名前を呼んだ。
「何だい?」
「ううっ、あああああ……!!」
彼は全身をビクビクさせながら再びイキかけた。
「おや。またイったのかい? そんなにイクのが好きなんだね。厭らしいキミの身体にはホント、困ったよ――」
そう言って床に落ちてるネクタイを拾うと、彼の背後に回って再びネクタイを巻き直して、今度は彼の両耳をイヤホンで塞いだ。そしてかけていた曲を今度はパッヘルベルのカノンに換えた。
「知っているかい。人の脳にはβ-(ベータ)エンドルフィンや、ドーパミンは性行動において、必要な役割の一つと。そしてドーパミンをより分泌する為には、好きな音楽を聴くと良いらしい。私は昔からずっとクラシック曲が好きでね。こういった落ち着いた曲を聴くと、気分がとてもリラックスするんだ。それにモチベーションもあがる。広瀬君、キミはどうかな。きっとこれを聴いたら気に入ると思うよ?」
そう言って彼の両耳をイヤホンで塞ぐとそれを流して聴かせた。聴覚と視力を完全に奪われた感じで体の感覚が一気に敏感に研ぎ澄まされると、そこに冷たい金属の物がアソコに触れた。
消毒された金属の棒が尿道の入り口にズルズルと挿入されると、そのゾクゾクする快感と痛みに。広瀬は首を横に振って悶えながら激しく喘いだ。
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