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屈辱と……
どんな状況下でも自分の前で絶対に屈しない彼の強気な姿勢を見て男は、怪しく微笑を浮かべた。そして、綺麗なものを壊したくなる衝動に、強く駆られると凶暴な一面を見せた。
「良いね、ますます気に入ったよ。それでこそ、私の悠真だ。キミは本当に可愛い甲斐や躾甲斐がある。その気丈な精神力に、私は敬服さえしてしまうよ。本当にキミみたいな人間は征服しがいがある。その強気な所は、そそられるなぁ。ほら、ここをこうやってキミを壊してあげるよ――」
『ッツ…!?』
その瞬間、後ろで堅いものが当たった。そして、それを小さい蕾に擦り付けられるとそのまま強引に中に入ってきた。
挿入された瞬間、前で苦しそうな声をあげた。相手の性器が無理矢理、中に侵入してくると得体の知れない感覚と強い拒絶反応に悠真は苦痛の声を上げながら地面に向かって吐いた。
「いっ…! ううっ…! っああああああっ!!」
床に向かって嘔吐すると、激しい拒絶反応は全身に飛火した。体を触られるだけでも吐気がする。悠真は全身を見知らぬ男の性器で、切り裂かれるように貫かれた。
「ちっ……! ちくしょぉおおおおおっつ!!」
激しい怒りが感情を支配するとそこで喚き散らした。そして、自分の中に入っているアレを男に『抜け!』と言って怒りを爆発させた。だが、彼が自分を拒絶すればするほど、男は腰を激しく、動かした。相手が苦痛に喘ぐ姿は、彼にとっては逆効果だった。
悠真は自分の下半身を激しく犯されると、今にも気を失いそうな状態だった。そして、しまいには彼の下半身からは赤い血が足下から流れ落ちた。
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