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―現在―(そして…)
「いえ、教授そんな事は……。それに貴方を誘ったのは僕の方ですから良いんです」
吸い込まれそうな眼差しに、魅入られた様子で恍惚して話すと、頬を赤くして体を疼かせた。
「広瀬君、キミは優しいな……。あんな酷い事した私を許してくれるのかい?」
下から手を伸ばすと広瀬は彼の顔にそっと触れて愛に応えた。
「教授……。僕は貴方の為ならどんな酷い仕打ちも痛みも、僕にとっては至上の喜びです」
「広瀬君……」
「貴方に愛されてるって、実感がするんです……。だからもっとグチャグチャにして壊して、貴方に愛されている喜びを僕に下さい…――」
彼の一途で真っ直ぐな『純粋』な想いを受けとめると不意に広瀬の手を取り。優しく微笑んで、手の甲にキスをした。
「――広瀬君は純真だね。僕はキミのそう言う所が好きだ」
「きょ、教授……」
「だからこれからも、私の気持ちに応えてくれるか?」
「ハ、ハイ…――!」
その言葉に広瀬は嬉しくなると真っ直ぐな気持ちで返事をした。彼はクスッと笑うと『良い子だ』と言って頭を優しく撫でた。
「教授、愛してます……!」
彼の腕の中で『愛してる』と囁くと、そのまま両手を背中にまわして抱きついた。そして、二人は自然にキスをすると床の上で再び交わった――。
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