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ホシノ先生の回顧③

「先生たちは今日は懇親会だったみたいですね。」 「まぁな。クッソだるいけど。」 「こんなとこにいるってことは、石蕗先生が潰されて送ってった感じですか?」 「お前すげーなー。そういやお前も団地だっけ?」 「そうです。近所の情報網と先生の取りそうな行動を考えれば分かりますよ。」 「そうだな。ま、石蕗先生は松田に任せたし。」  江川は飲みかけていたサイダーを吹いてしまう。 「は?ま、松田に⁉︎先生もしかして知ってるんですか⁉︎」 「知ってる知ってるー。お前、松田と全く同じリアクションだな。」 「そりゃそうですよ!俺も宮西(みやにし)スピーカーが発動してなかったら知らなかったですし!」 「ほんと、お前らの仲良し度と情報共有は天然記念物並みだわ。」  感心するようなセリフを呆れた声で言うと、星野からため息がこぼれる。江川もつられてため息を吐く。  今度は少しだけ多めにサイダーを飲み込むと、江川は上を向いた。

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