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穏やかな休日のフタリ①
「ヤってしまった……。」
嗚呼、太陽が眩しかった。
智裕 はまだ肌寒い朝の気温に震えて目を覚ました。ベッドサイドの置き時計を見ると、もうすぐ午前7時。
起き上がって周りを見渡すと、昨夜の自分の暴走の名残がそこかしこに残っていた。
智裕も拓海 も全裸で、拓海は掛け布団に丸まっている。智裕は恐る恐る、拓海を起こさないように、拓海の身体を触る。
(ヌメヌメしてる……これ完全にアウトだ。)
シーツは敷布団掛け布団、全滅だと悟った。
智裕はとりあえず着るものを探した。寝室のチェストを悪いと思いながらも勝手に漁ると、先日お泊りした時に来てた寝間着用の服と下着が一式揃えられていた。
それを持って向かうのは浴室だった。当然、廊下の照明はオフにする。
シャワーを浴びながらとんでもない自己嫌悪に襲われる。
お湯で洗い流していると、あらゆる毛がぬめりを出した。全てどちらのものかわからない精液。
(下の毛ならわかるけど、脇毛と髪の毛ってもうアグレッシブすぎるだろ俺ぇぇぇ!拓海さんマジで今日起きれないかもしんない!無理させ過ぎた気がするんだけど!)
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