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穏やかな休日のフタリ③

(裸、超綺麗だった!つーか可愛いよ、拓海さん!)  拓海はボディタオルで丹念に全身を洗う。  しかし、洗い流すその度に昨夜の情事を指摘されるようで恥ずかしくなる。  チラリと横目で智裕の背中を見るが、逞しく筋肉質な肩を縮こませていた。 「と、智裕くん……あの…さ……。」 「は、はい……ナンデショウカ…。」 「俺、昨日、ほとんど記憶ない……けど……へ、変だったよね……?」 「い、いや……そんなことは……。」 「幻滅した、かな?俺本当はこんなにいやらしい男でさ。」 「そ、そんなことは絶対ないから!むしろ超ご褒美!」  反論の為に智裕は勢いよく立ち上がる。 「と、智裕くん!」  拓海がまた急に恥ずかさで目を隠すから、智裕はどうしたのだと下を向くと、智裕は朝の生理現象にプラス拓海の美しい肌に興奮してた。  股間を隠しながら静かに湯に浸かった。智裕の顔も茹でダコのよう。 「い、いや!そ、そんな、ね!朝からそんな拓海さんを撫で回したいとかココであんなことやなんて考えてないですから!すぐなおるので!」  必死の弁解が虚しい。  拓海はそんな智裕が可愛く見えて、おかしかった。 「ほんと…智裕くんって……はははっ!」 「うぅ……俺はどーせ図体デカいだけのガキっすよ…。」 「あーごめんってば、()ねないで。」 「拗ねてないですよーだ。」  智裕は口を尖らせてそっぽを向く。  拓海はそれを真に受けたのか慌てて湯船の淵を持って智裕に近づく。 「ごめんってば。機嫌直して?」 「………じゃあ、抱っこさせてください。」 「………はい。」  拓海はそんな罪滅ぼしが嬉しかった。

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