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穏やかな休日のフタリ⑤
だが拓海は腑に落ちないような顔をする。
それに気がついた智裕は、悪戯 に拓海の乳首を甘くつねる。
「ひゃあう!智裕くん…あ、んぁ…やめてぇ…。」
「だって拓海さん、なーんか疑ってそうな顔してるからー。」
「そ、そんなことぉ……。」
「というか今までの俺見てたら、転んだか馬鹿やったかの2択しか出てこないでしょ。ヤンキーに喧嘩吹っかける度胸もないヘタレだしぃ。」
「わかったあぁ…わかったからぁ……も、やめ…んんっ!」
「はいはい、わかりましたー。」
「もぉ……。」
顔も首も耳も真っ赤になった拓海を見て智裕は朗らかになる。
お詫びに、と顔を横に向かせて程よく絡み合うキスをする。
唇を離して、また拓海をギュッと抱きしめる。
「拓海さん、可愛すぎでしょ。」
「………そんなの言うの、智裕くんだけだよ……。」
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