公園でいっぱい遊んで、そろそろお昼ご飯の時間になった。 　また自転車を漕いで、次の目的地であるスーパーの道中にあるファミレスに2人は入る。 「いらっしゃいませー。何名様ですか？」 「大人1人と子供1人です。」 「ただ今ご案内いたします。」 　店員に席に案内されている途中だった。 「あ！ツワブキちゃん！」 「え？あ、本当だ、石蕗先生だ。」 「はわぁ…あれが噂の石蕗ドーター……可愛すぎるうぅ。」 「ツワブキちゃんこっち来れば？」 　声をかけてきたのは恋人のクラスメートだった。 　大竹(おおたけ)裕也(ユウヤ)、宮西(みやにし)椋丞(リョウスケ)、高梨(たかなし)優里(ユリ)、増田(ますだ)琉璃(ルリ)、里崎(さとざき)蓉子(ヨーコ)の5人。 　里崎が店員さんに頼んで隣の机をくっつけて、2人が座れる場所を確保した。 　そして何故か5人は席替えし、茉莉の隣に宮西が座る。