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ツワブキさんに好敵手?①
「ん……あ…。」
昼休み、智裕 は超高速で昼ご飯を食べて、保健室でデザート、もとい、拓海 を戴こうとしていた。
仕切りのカーテンを閉め、ベッドに腰をかけた智裕はいつものように膝に拓海を乗せて、長い長いキスをする。
「あ……ふぁ……。」
「やば……拓海、超赤い。可愛い。」
「もぉ、だめだよ……ここ、学校だよ…。」
少し困ったように制す拓海だが、その目は熱を帯びてウルウルしていた。
智裕はニヤリと笑って、また口付けて、舌を絡ませて、拓海のワイシャツのボタンに手をかけようとした。
ガラッ
「すいませーん、ちょっと膝擦りむいたんでバンソーコー下さーい。」
「はーい、そこ座ってね。」
1人の男子生徒が保健室に入ると拓海は薬品棚で検品作業をしていた。
ひとつベッドは埋まっている。
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