幼稚園に通ってたくらいの頃、お母さんに連れられて遊びに行った家の近くの公園で私は幼馴染となる奴らと出会った。 　最初に仲良くなったのは何考えてるかわからないリョースケくんと、リョースケくんにいじめられっぱなしのトモヒロくん。 　2人とも保育園や幼稚園は違っていたけど、休日になるといつも公園にいたから遊んでいた。 　小学生になると近くに引っ越してきたユウヤくん、学校で仲良くなったヨーコちゃん、トモヒロくんのお友達のカッちゃんも一緒に遊ぶようになった。 　鬼ごっこやケイドロをしてたんだけど、ある日から野球っぽい遊びをするようになった。 　ユウヤくんは投げるのがとても上手だった。カッちゃんは打ったり捕ったりすることが上手だった。リョースケくんとトモヒロくんは、私とヨーコちゃんより下手くそだった。 「トモヒロくん！ちゃんと投げてよ！」 「うるせー！投げてんだよ！」 「トモヒロー、それってノーコンってゆーらしーぜ。」 「ノーコン！ノーコン！」 　この頃からトモヒロくんがみんなからいじられキャラになって、後々ヘタレになっていった。