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昔のことを話そう【タカナシさん】⑥

(だから、私はその為なら何でもする。) 「ねぇ、このクラスに水上(みずかみ)って人いる?」 (今度は私が殴り込みに行く、こうしないと気が済まない。) 「あーっと、俺が水上ですけど。」  ヘラヘラと笑って高梨のもとに水上がやって来た。高梨はニコリと笑って彼の少々の警戒心を解く。 「ごめん、ちょっと話があるんだけど……いいかな?」 「え、まぁ……はい。」  水上は少し照れ臭そうに頬を掻く。高梨はそれに対して心の中で舌打ちをした

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