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翻弄されるエガワくん③(※)
「………一起。」
「は……い……っ。」
名前を呼ばれて、返事をして、キス。今度は一起にとって初めての感覚。
裕紀の舌を、本能的に受け入れて、絡ませて。
「ん……ふぁ……ふぅ、んん……。」
呼吸が迷子になるようだった。
喘ぎのような声が漏れることが恥ずかしいが、こうしないと酸素が取り込めなかった。それ程までに裕紀に与えられるキスは激しくて深い。
ベッドに押し倒されて、うっすらと視界を開けると、裕紀の黒髪と天井がぼやける。
恥ずかしくなった一起はまたギュッと目を閉じる。クチュ、クチュ、と唾液の音が聴覚を支配する。
「………一起…マジで、エロすぎ。」
「はぁ…あ……エロい、の…せんせ……です…。」
裕紀は親指で一起の口端から溢れた唾液を拭う。一起の目は熱を帯びて潤んで、それに見つめられるだけで裕紀は反応する。
一起の唇、頬、首筋、鎖骨を順番にキスをすると、ツンと主張した胸の突起をいきなり口に含んだ。驚きよりも快感が一起を襲う。
「はぁあ……ん…だめ……なに、して……ふあぁ……っ!」
唇で食むようにチュッチュ、と愛して、口に含んだら舌先でイジメて、もう片方も摘まれたり押しつぶされたり、感じたことのない触覚に一起は戸惑う。
「あ…んぁ……乳首、だめ……。」
「気持ちいいか?」
「わ、わかんない、です……はぁんっ!」
「分かんない割に感じてる……な、ココも。」
「はぁ…んっ!」
スラックスと下着越しなのに、一起の熱を持って硬くなったソレは裕紀の手の平の熱を感じた。
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