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翻弄されるエガワくん⑥(※)

 一起は大きく呼吸をして酸素を求める。 「はぁ…はぁ……あぁ……。」  一起の自身はまだ先端からダラダラと出している。  裕紀は枕元にあったティッシュボックスに手を伸ばして、一起の吐き出したソレらを拭う。  そして今度は自分のスラックスと下着を脱いで、裕紀も一起と同じように一糸纏わぬ姿になった。  露わになる裕紀の自身は、散々見せられた一起の痴態に興奮しきっていた。  一起はチラリとそれを見てしまった。 「………先生の…やばい。」 「あ?」 「な、何でもない……です。」  また顔を背けるが首筋や耳は赤い。  裕紀はクスッと笑うと、一起の輪郭を掴み、捕食するようなキスをする。また一起を襲う正体不明の甘い痺れ。全身、触れる裕紀の皮膚が熱い。  裕紀は枕元に手を伸ばし、ベッドサイドの引き出しに忍ばせていた箱とボトルを取り出す。 「そんな…の……持ってるんですか?」 「男のエチケットだろ。」 「……覚えて、おきます。」  ひんやりとした温度が、一起の秘部に塗られる。そして徐々に侵入しようとするのは無骨な指。入り口をグリグリといじられるだけで、吐いたことで(しお)れていた一起の自身がまた興奮する。

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