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ドキドキ☆クラス対抗水泳大会(12)
一方、その頃。1年4組はグラウンドでソフトボールの授業。
(裕也 先輩が今プールで男女問わず身体を晒して色気振りまいて悪い虫が寄ってきているに違いない。てゆーか羨ましすぎだろ、松田先輩も清田先輩も野村先輩も川瀬先輩も香山 先輩見てるんだよな裕也先輩の裸を。ふざけんな、裕也先輩を1番愛している俺が見れないなんて不平等すぎるだろ。世の中腐ってる。)
カキーンッ
「赤松 ー!センターに打ち上がったぞー!」
「……。」
パシッ
「タッチアップだ!バックホームしろ!」
「クソがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ビュンッ
「赤松⁉︎」
「うおぉぉ⁉︎」
「ちょ、レーザービーム⁉︎」
「手加減しろよ野球部がぁぁぁぁ!」
キャッチャーは投球が痛すぎてミットから球が溢れて失点した。
***
裕也は智裕と宮西がつくる騎馬の上に乗っていたが、急に寒気がした。
「え…なんか殺気を感じたんだけど。」
「おう、死ぬ気で取りやがれよ。こっちは1人少なくなって2人騎馬になってんだ。」
「いや、マジで、なんか寒気したんだけど。」
「うるせーよ。お前の股間が頭当たってこっちの方が寒気がするわ。」
「よーい!スタート!」
夏の太陽に照らされながら、3人は瞬殺された。
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