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マツダくんとタカナシさん【ご褒美報告会】②

 高梨は乳液を塗り終わると立ち上がって、キッチンに入りグラスに麦茶を注いだ。小さなお盆にそれを乗せて出てくる。 「ほら、行くわよ。」 「優里、アイスあるわよ。」 「いらなーい。」 「智裕くん、ゆっくりしてってね。」 「どーもっす。」  高梨に先導されて、高梨の部屋に向かう。  そして部屋に入るやいなや、高梨は警戒するようにドアに鍵をかけた。 「で、昨日はどうだったの?ご褒美は?」 「高梨………俺、腹上死しそうだった。」 「どんな失●園だよ。」  智裕はそばにあったクッションに抱きついて昨夜のお楽しみを思い出し悶える。

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