431 / 1000
運命の抽選会③
(本当に凄い選手だ。)
「シュンちゃーん、俺もう立てへんねーん。抱っこぉー。」
「何でやボケぇ!」
(本当に…。)
「シュンちゃん何でコイツには優しいねん!差別や!」
「アホ!お前は言うこと聞かへんからや!」
(凄くて…。)
「なぁなぁ、シュンちゃんってめっちゃXXXXなんやで。」
「マジっすか⁉︎」
「せやから明日のシュンちゃんの誕プレはコレにしたり。」
「はい!」
(すご……く……?)
「何や松田ぁ、お前はおちょくっとんのかぁ?」
「へ⁉︎だ、だって八良先輩がシュンちゃん先輩がXXXXだからって…。」
「ンなわけあるかボケェえぇぇぇ!」
「ひぃぃ!ご、ごめんなさーーい!」
(あれ?)
智裕は必死に回想したが、脳裏に刻まれた思い出はどれも下らないものだった。
「八良先輩とシュンちゃん先輩がずっとイチャイチャしてたな。」
「いや、それは凄いのか?松田。」
ともだちにシェアしよう!