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激闘の日【1回表】②

『注目の第一投です。』  パンッ 『赤松見ましたがこれはストライク、148km/h(キロ)のストレート。』 『少し外に出たかと思いましたがさすが松田投手です。』 『2球目…これは外れましたボール。しかし球速は150km/h、いやこれはすごい。場内からも歓声が上がってます。』 『次が勝負ですね。』 『3球目……。』  カキンッ 『バットに当たりました!これは…3塁線、フェア!フェアです!サードが捕って送球……セーフ!先頭打者赤松、なんと3球目で松田の球を捕えました!』 「おっしゃあああああ!」 「赤松よくやったあぁああああ!」 「すげーぞ赤松!やっぱあいつ神ってる!」  いいぞいいぞ! 赤松!   いいぞいいぞ! 赤松!  ロビーは歓声に包まれた。先頭の歓喜の輪に裕也も混じっていた。1番喜び叫んでいるのは裕也だった。 「直倫ー!すげーぞー!やったぞー!」

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