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激闘後の晩餐①

 今日の夕食のメニューは特上寿司、あおさの味噌汁、唐揚げ、サラダ、ケーキ、と豪勢だった。  試合で疲れた両校の選手たちもテンションが上がって楽しい夕食の時間が始まった。  選手だけでなく女子マネージャーたちのテーブルも盛り上がっていた。  増田はまさかこれほど明日帰ることが寂しくなるとは思わなかった。 「もっとみんなと一杯語りたかったです。」 「あ、ならウチらの通信のグループに入ってや。今招待するし。」  梨々子はスマホ出してすぐに増田を仲間に引き入れた。 「まぁ…あれや、このグループは癒しと萌えとストレスの捌け口や。皆まで言わんでもわかるやろ。」 「心得た。じゃあ…これ、四高の人には絶対内緒のネタなんだけど…。」  増田は早速グループに画像を送信した。  それは2年5組のグループ通信にかつて宮西によって投下された智裕と拓海のキス画像だった。  馬橋の5人の女マネは全員「いやあぁぁぁぁぁ!」と叫んだ。  そしてすぐ顔を寄せ合ってヒソヒソと密談スタイルで話し出した。 「こ、これ…え、マジなん⁉︎」 「そ。松田くん、マジで付き合ってる。リアルBLです。」 「めっちゃ美人さんやん!嘘やろ…マウンド降りたらただのシケメンなんに。」 「でも彼、松田くんが野球してたのも知らなかったし引越しの挨拶した時に一目惚れしたんだって。あ、家お隣さんでその人ウチの先生だから。」 「家となりで禁断の生徒×教師の恋…!」 「ごちそーさまです!どんな二次元や!」 「薄い本希望!」

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