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ただいま、ツワブキさん⑦(※)
窓もドアも施錠していないから、智裕と拓海は慎重に理性を保ちつつも深く交わる。
制服のスラックスの前を寛げただけの智裕の脚の間に下半身だけ脱いだ拓海が顔を埋めて、智裕の屹立したソレを舌先で愛撫する。智裕は唾液で濡らした右手の指先で拓海の秘部を拡げる。
「あ、あぁ…拓海……気持ちいいよ…拓海は?」
「ん、ふぅ、ん……きもちいぃ……。」
決して拙くない拓海の行為で智裕は敏感になる。卑猥な水音が誰かに聞こえてないかという警戒心も立派な興奮剤だった。背徳感とでもいうのだろう。
智裕の逞しい3本の指が拓海のナカに侵入して、内壁を擦る。拓海は咥えながら声を漏らす。
「はふぅ……う、ん……。」
クチュ、クチュ、と卑猥な音が2人の耳を犯す。
「も…いいよ……拓海、こっち……。」
拓海の秘部から指を引き抜くと、智裕は拓海を抱き上げる。拓海は膝立ちをして智裕を見つめる。
「ともひろくん……。」
「……なに?」
「キス、していい?」
愚問を投げると、智裕は柔らかく笑った。
(ああ、カッコいい……俺の大好きな優しい笑顔だ……。)
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