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ただいま、ツワブキさん⑧(※)

 拓海は智裕の肩に手を置いて、智裕の大きな手が腰に添えられて、拓海の方からキスをして、そのまま腰を落とす。  そして解した秘部へ智裕の猛りを挿れた。 「ふぅう………んん…ぁ…はぁ……。」  顔を紅潮させた拓海の喘ぎを、智裕が全て吸い込むように舌を絡めた。  拓海はもっと智裕に密着したくて智裕の首に腕を回した。智裕の右手は拓海の背中を抱きしめる。 「拓海…淋しかった?」 「うん…。」 「甘えたかった?」 「うん……ともひろ、くん……ぼく、こわかったよ…。」 「……ごめんね、拓海。」  生理的なのか感情的なのか目尻から流れた拓海の涙を智裕は舐めて、「しょっぱいね。」と笑った。  それに拓海は安心してふにゃりと笑って智裕の首筋にキスをした。 「ぼくの、だいすきな……ともひろくんだぁ……。」 「うん……俺も、大好きだよ……。」  また互いの唇を、呼吸を貪ると、智裕は腰を動かして拓海を突き上げた。

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