749 / 1000
夏休み閑話【入れ替わってる?】⑤
宮西の身体の下半身が明らかに隆起していた。
「ギャハハハハハ!み、宮西が勃起してやんのぉぉ!」
「宮西の勃起……ふふふ、おもしろ!」
「高梨さん!松田!笑ったらダメだろ!」
「本当に椋丞が大竹で…イヤだわぁ。」
「へー、この距離からもわかるんだな、俺の勃起。」
ヒーヒーと顔を真っ赤にして涙を流している裕也を高梨はやっと解放した。
すると宮西の身体の直倫はたまらず裕也に抱きついて、そのまま唇を貪った。
甘い、甘いキス、の筈だが、裕也にとってそれは宮西からのもので、腹を思い切り蹴って抵抗した。
「マジでないから!椋丞のキスとかキモいから!」
「裕也さんがあんなに身悶えて煽ってきたんですよ!」
「だからお前は宮西椋丞なんだよ!中身が直倫だからってマジで無理だから!」
「赤松ー、勘弁しろよー。俺ツワブキちゃん以外の男とチューしたくねぇんだけど。」
「椋丞、それはマジなの冗談なの?松田が泣くわよ?」
「ヨーコさん、既に泣いてます。」
一起は「帰りてぇ。」と呟いた。
ともだちにシェアしよう!