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生徒会長・カジヤ先輩⑦
「チヒロ……『チヒロは、ゆーくんの、おヨメさん』………ああああああああああ!松田くん!」
「へ?」
「チヒロはゆーくんのお嫁さんになる!」
「……どうした野村、何言ってんの?」
野村は焦り智裕の肩をがっしりと掴んで訴える。
「小1の夏休み!いたでしょ!チヒロちゃんって女の子!大竹くんにやたら懐いてた!」
「…………あああああああああ!」
智裕も思い出して、野村と2人で声を合わせた。
「チヒロ、おっきくなったら、ゆーくんのお嫁さんになる!」
思い出した2人はスッキリした顔をしてハイタッチをする。
しかし安堵した直後、明らかに直倫のロッカー方面から不穏な空気を察知して2人共顔を青くした。
「あ、赤松くん。」
「あ、ゆーくんのお婿さん。」
「野村先輩、松田先輩、詳しく聞かせてください。」
野村と智裕は直倫をつれて智裕の家に行くことになった。智裕は直倫が放つオーラに終始震えが止まらなかった。
そして野村はグループ通信にメッセージを飛ばした。
_大竹くんの彼氏を怒らせてしまいました。助けてください。
_松田くん、漏らしそうになってます。
数十秒後に飛ばされたメッセージは宮西からだった。
_波乱の文化祭編スタート☆
「誰に向けたメッセージなんだろう…。」
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