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フタリの愛の質量⑨(※)

(ああ、もうそんな風に訊いてくんなよ……重すぎるし……もっと、離れたくなくなる。)  _赤松の兄貴にも、赤松を聖斎に返してって言われた。 (いつか…離れてしまうかもしれない時に辛くなるじゃねぇか……。)  _赤松がもし聖斎だったら多分日本代表になってた……だけどなぁ…。 (わかってんだよ……トモが言ってることが正しいって……だからこれ以上好きになりたくないのに…っ!) 「い、い……よ……直倫……好き……。」  裕也は右を向いて、間近にあった直倫の熱い吐息を口元に感じて、深いキスを交わした。  そしてキスをしながら直倫は腰を引いて、打つけて、裕也のナカのナカの隅々を支配する。

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