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フタリの愛の質量⑩(※)

「あ、あ、あ、あぁ、ん、ふあ…や、だめ…なお、みち…だめ…っ!」 「どうして、ですか…裕也さん…すごく、きもち、良さそうです……けどっ。」 「がくがく、する…あ、たま……ぐら、ぐらするぅ…あ、んあぁあぅ…。」 「もっと、速くします?もう、イってもいいんです、か?」  直倫のペニスは裕也の肉襞にキュウキュウと象られて、動くのすら辛い状態になっている。  裕也はキツくなる内部を楽にしようと「ハ、ハ、」と懸命な呼吸を繰り返す。未知の感覚に陥って半ば恐怖心を抱いている。  直倫の右腕は裕也を抱きしめて、下に向いてた裕也の上体は起こされた。プチッと第3ボタンを器用に開けられて、するりと掌に胴体の直を許した。 「やだやだ!も、ちく、びぃ……だめだってばぁ……っ!」 「コリコリしてますね……ここも…鳥肌すごい……可愛いです…あぁっ!」  主張する乳首を甘く擽られると、またナカに収まる直倫のペニスを締めた。直倫も衝撃で動きを止めたが、獣のタガが外れた。  獰猛に成りきった直倫は、ガッチリと裕也を抱き潰すように自分と密着させると、絶頂を目指して激しく律動した。  裕也の思考は「壊れてしまう」と危険信号を発していたが、それが裕也の脳神経と全身には求めていた快感だと解釈し伝達する。 「ああああっ!はげし、の、もっと、やらぁ!なお、ああぁぅっ!」 「裕也さん、裕也さん、裕也さん……っ!」 「あ、も、い、くぅ……あああぁぁぁぁっ!」  裕也はナカから与えられる刺激だけで射精をした。直倫も同時に欲を裕也の最奥に注ぎ込んだ。

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