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ツワブキさんのイヤイヤえっち①
何分も経たないうちに智裕は石蕗家のドアを開けた。
「ん……はぁ、ん……っ。」
「拓海……ん…。」
「や……こ、こ……げん、か……あぅ……っ。」
智裕はサンダルを脱いで一歩家に上がると、すぐに拓海を押し倒した。
唇へのキスをしながら、拓海の服の裾から手を侵入させてきめ細やかな肌に触れる。
「やだぁ……ここ、ドア……声…んん…っ!」
「だめ、さっき嘘ついたお仕置き……。」
「う、うそじゃ……な、い……もん……。」
「……………あっそう。」
拓海の反抗するような言葉をのみ込んだ智裕はあっさりと手を引いて拓海を解放した。
「え……。」
「だって、すっげー寂しそうな声してたから心配になったのに、大丈夫ーとか言われてさ、もういいよ。」
わかりやすく智裕は拗ねると立ち上がって帰ろうとした。拓海は考えるより先に手を伸ばして智裕を引き止める。
「やだ!やだやだ!帰らないで……やだぁ……。」
拓海はショックだったのか、甘えん坊モードのスイッチが入ってうるうると泣き出した。
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