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マツダくんのこれからの仲間たち③

「こんなんでトモちんの女房は務まらんやろー?トモちんも肝っ玉もチンコも小さいんやし。」 『はぁ⁉︎ちょっと八良先輩!チンコ小さいは撤回して下さい!』 「焦るってことはチンコ小さいんやなー。さっすがトモちん。」 『何言ってんすか!やめてマジで!』 『まぁチンコ小せぇよな、お前。』 『清田!ホントやめて!誰と比べてんの⁉︎』 「は、ハチローさん⁉︎な、何してん⁉︎」  ハチローが持っているのは晃のスマホだったので取り上げると、画面には第四高校の松田智裕と清田恭介のコンビが映っていた。 『あ、畠ーおっつー。』 「な、何で…何でこんな時間に2人でおんねん!もう8時やぞ!」  智裕と恭介は制服の姿でどこか賑やかな場所にいるらしい。その姿に晃はツキン、と心が痛む。 『明日からこのヘタレがいねぇから投手チームの練習メニューつめてたんだよ。』 『ホント鬼、マジで鬼。俺明日早いっつーのに鬼。』 『それに、2じゃねーから。他の2年もいるからな。』  恭介はカメラを切り替えてグルリと辺りを映した。  そこにはマネージャーの野村、増田、夏はセットアッパーだった香山、外野の川瀬もポテトを食べていた。  どうやら野球部2年でファミレスにいるらしいことが分かる。

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