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マツダくんのこれからの仲間たち④

『え、何なにー?馬橋の主将って清田にホの字なわけー?』 『川瀬くん、ホの字って…。』 『清畠キタコレーーーー!』 『増田さん、俺と晃はそんなんじゃねーから…。』  2人きりではないことが分かるとどこかホッとしてしまって、川瀬たちにまで揶揄(からか)われると恥ずかしくなる。 「あ、あの…キョースケ……その……ごめん、ハチローさん、邪魔したよな…ホンマ……大事な時なんに…。」 『いや別に?大盛りポテト頼んでダレてたとこだったし、気にすんな。』  晃は自分が恭介の立場だったら物凄く不機嫌になってしまうと思ったのですぐに謝ったが、画面の向こうの清田は晃を安心させるように笑っていた。 『神宮、応援に行くよ。それで晃のリードを勉強させてもらう。』 「へ……。」 『明日から厳しいだろうけど、頑張れよ。』 「キョー……スケ……。」 (あかん!もう、泣きそう……だってキョースケは敵なんに……何でこんな優しいの?) 「あ、畠が泣きよるぞー。」 「ほら泣くぞー、そら泣くぞー。」  ずっとニヤニヤと笑っている中川と八良の声で涙が引っ込んでしまった晃は、最上級に怒った。 「やかましわ!さっさと荷造りせぇやアホぉ!」  その迫力に何故か画面の向こうの智裕が怯えた。

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