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第177話

「神代も勃ってる」 「っ…」 鷹来くんの触ってキスをしただけで勃つとか恥ずかし過ぎる。 「抜いてあげよっか?」 「っ、いい」 「だーめ」 「んんっ、ふぅ…」 キスをされて、そのまま左手で俺の中心を制服の上からなぞられる。 ぞくりと身体が震えた。 鷹来くんに触れられてるというだけで、そこは熱くなる。 「っん、…ぁっ…」 「ふっ、制服汚れないようにしないとね」 そう言って前を広げられ、鷹来くんは優しくも激しく俺に触れる。 「あっ…んん、や、ぁっ…」 そして俺は呆気なくイッてしまった。 「じゃあ、気をつけて帰りなよ。明日と明後日は一人で帰らないこと」 「うん」 駅まで鷹来くんが送ってくれて、念を押されてから別れた。 自宅の最寄駅に着いて家に向かって歩きながら吐く息で手を温める。 結構遅くなってしまった。 それにしても、鷹来くんの家と自分の家はそこそこ離れていた。 それなのに鷹来くんは以前、俺を家まで送ってくれたのか…。 明日は、ずっと佑嗣と一緒に居よう。 帰りは、クラスメイトの誰かと一緒に帰ろう。 もうこれ以上、鷹来くんに心配かけてられない。 「随分遅かったな?」 突然、後ろから声をかけられて、手を掴まれた。

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