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第239話

なんて笑いながら、珀音は後ろから抱きしめたまま俺のモノを服の上から触って来た。 「ちょ、流石にっ…」 「大丈夫だって、それに瑛翔だって反応してるじゃん」 「そ、れは…」 ギュッと珀音の手首を掴むも、そこを撫でる手は止まらない。 「やっ…ほん、と…だめ、…だって」 「ん、勃ってきた」 「ばかっ、…んっ…」 口とは反対に身体は反応する。 「っやめ、ほんとにっ…」 「ふっ、かわいい」 「….っ…もうっ、やめろって言ってるだろ!」 頭を後ろへ思い切り振って頭突きした。 見事珀音の額に俺の後頭部が当たったようで、触れていた手はすぐに離れ、自分のおでこをさすっている。 ざまぁみろ。 「瑛翔は石頭だな」 「ばーか」 って言ったら、ちゅっと触れるだけのキスをされた。 「瑛翔の口が悪くなってる」 「…うるさい」 「怒ってる?」 睨みつけるとシュンとするから、調子が狂う。 「…怒ってない、けど…学校では絶対ダメ」 「……分かった」 何だ今の間は。 「もう帰ろ」 「ん」 立ち上がり、教室を出て昇降口へ向かってると部活終わりの祥馬と遭遇した。 「お前らまだ残ってたのか」 「まぁね」 「瑛翔、何してたの?あ、違うか、ナニしてた?エロい顔してる」 「っ…!?」 「ははっ、まさか瑛翔を揶揄う日が来るとは思わなかったな」

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