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第19話

「あ、ん……んぅぅぅ……」 閉塞感と快感が、交互に脳に叩き付けられるような感じだ。 だがどちらかと言えば閉塞感が酷い。 押し広げられる度に喉がつまりそうになる。 そう思った瞬間、ナオは「あぁん!?」と甲高く啼いた。 「ここか……見付けた……」 幸太郎はしめたとばかりに舌なめずりをし、後孔の内側にある小さな突起を執拗に擦り始めた。 「あ……あ……いやぁん、……先輩……そこ、だめっ……あ、前も……イくっ!?」 眦に溜めた涙を流しながら、ナオは白濁を自分の腹の上に垂れ流した。 とはいえ後孔への刺激は続いていて、今度は閉塞感のみを覚えるようになる。 幸太郎はと言えば、いつの間にか下着を脱ぎ捨てており、すっかり勃起して血管の浮き上がったペニスを自らの手で扱いていた。 あの太い一物が、果たして自分の後孔に挿るのか──? 少しだけ上体を起こして幸太郎の肉棒を視界に入れたナオは、途端に恐怖を覚えた。 繋がれることは嬉しいけれど、できることなら痛い思いはしたくない。 あんな太い物が挿り込んでしまったら、ナオの後孔が壊れてしまいそうで怖い。 「挿れるぞ……」 「ま、待って……待ってください!」 ナオは勘弁してくれとばかりに幸太郎の両肩を掴み、足で彼の下腹部を押さえた。 「どうした?」 「怖い……先輩の、おっきくて……多分、挿らない……」 「いいとこ狙って突いてやるよ」 「ムリ……俺が壊れる……」 涙ながらに訴えるが、幸太郎は既に臨戦態勢、待ったなしだ。 幸太郎はまだ何かを訴え続けるナオをすっかり無視し、後孔から指をずるりと引き抜くと、彼の腰を高々と上げて双丘の真ん中の窄みを見つめた。 常にきつく閉じられたそこは、幸太郎が指で押し広げた甲斐があって、パックリと開いている。 まるで「早く挿入して」と訴えられているかのようだ。 幸太郎は自分のペニスの先端をナオの後孔にあてがうと、少しずつ腰を沈め始めた。 「ああっ、い、痛い……っ!?」 「力抜け、ナオ」 「──っ!?」 今、名前を呼んでくれただろうかと、ナオは一瞬痛みを忘れた。 「どうした?」 「先輩、今……俺のこと……名前で呼んでくれて……」 「『久住』って呼ぶより、『ナオ』の方が呼びやすくていい。そう呼んでいいか?」 「は、はい……」 どうしよう、すごく嬉しい。 だからなのか自然と力が抜けて行き、幸太郎のペニスが埋め込まれることを怖いとは思わなくなった。 「全部挿ったぜ」 「え……?えっと……全然……痛くないです」 「お前さ、マジで何なの?名前呼んだくらいで脱力してさ……まあ、お陰で楽に挿入できたけど」 「なんか、名前呼ばれるのって嬉しくて……」

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