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~かけがえのない日々~
※ ※ ※
今日は学校は――お休み。
だから、気分転換もかねて久しぶりに近所の公園に遊びに来たんだ。
ふと、空を見上げてみる――。
――澄き通るような雲ひとつない青い空。
パパが生きていた時に、この公園でよくキャッチボールをしてくれていたのを思い出す。
(あ……郵便屋のお兄さんと――エディがいる……そういえば――郵便屋のお兄さんとエディは仲良しなんだった……)
僕がベンチに座って周りの様子をボーッと見ていると、ふいに少し離れた場所に白い犬を連れている郵便屋のお兄さんとエディが二人で歩いている事に気が付いた。
いつもはオドオドしている気弱なエディが、郵便屋のお兄さんとは笑顔を浮かべて楽しそうに話しているので――僕は少し驚いてしまう。
何故だかは分からないけれど、モヤモヤした嫌な気分になって――僕は堪らずにベンチから立ち上がると、そのまま郵便屋のお兄さんとエディの元へと近付いて行く。
「――やあ、アレン……キミもこの公園に来ていたんだね?」
「あっ……そ、それじゃあ――ボクはこれから……用があるから……さ、さようなら!!」
僕が二人に近付くと、郵便屋のお兄さんはニコニコしながら僕に話しかけてくれたんだけど――でも、エディは相変わらずオドオドした態度で僕へ話しかけてきたから余計に僕はモヤモヤしてしまった。
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