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~再会~
【第二章】
※ ※ ※ ※
――ジャリッ……ジャリ……
――ザッ……ジャリッ……
得たいの知れない足音は――まだ僕とジャックが捕らえられているこの場所から少し離れた方向から聞こえきていて、まるで僕を追い詰めているかのようにゆっくりとしたスピードでこちらへと近づいてくる。
「だ、誰……誰なの……っ……!?」
――ピタッ……
僕が体を小刻みにガタガタと震わせながら勇気を出して――とうとう、怯えきっている僕とピクリともジャックが囚われている部屋の目の前で足を止めた足音の主へとおそるおそる尋ねてみる。
本当に怖かったんだけれど――得たいの知れない足音の主に声をかけたのは間違いじゃないと思うんだ。
――だって、
きっと、僕の部屋の壁に飾ってあったポスターのヒーローなら……今の僕と同じように得たいの知れない足音の主に声をかけると思ったんだ。
「ア、アレン……!?」
「…………エディ?本当に――エディなの!?」
やっぱり、勇気を出して声をかけたのは間違いなんかじゃなかった。
得たいの知れない足音の主は、いつも嫌というほど聞き慣れていた僕の友達のエディだったのだから――。
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